【ラジオNIKKEI賞】本命セットアップはGⅠ級の能力アリ シリウスコルト、アレグロブリランテも押さえたい
シリウスコルトと似た臨戦過程で持久力型のアレグロブリランテ
デビュー3戦目の若竹賞は、先行馬に厳しい流れを2番手で進めて2着と強い内容。次走のスプリングSは7番枠からまずまずのスタートだったが、かなり押してハナを主張した。 主導権を握るとかなりペースを落としたが、それでも3角では1馬身ほどのリードがあった。4角で外からシックスペンスが上がってくると、ここで仕掛けて抵抗。直線序盤ではしぶとく抵抗していたが、ラスト1F手前で捉えられてしまった。しかし、そこからもしぶとく踏ん張って後続を寄せ付けず、2着を死守した。 前走の皐月賞は3番手を追走。メイショウタバルのオーバーペースに巻き込まれてシリウスコルト同様に崩れてしまったが(シリウスコルト14着、アレグロブリランテ15着)、アレグロブリランテもスタミナを生かす競馬をすると強い。 シリウスコルトと比べてもそこまで大きな力差はないが、人気の面で大きな差がある。確かにシリウスコルトと同じハンデ56kgで外目の枠というのは好ましくないが、休養中の成長力、乗り方ひとつで逆転も可能なレベル。ここは一発を警戒したい。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)セットアップの前々走指数「-11」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも1.1秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ