給食に調理機の刃が混入、生徒が口に入れすぐ気づく…別の学校ではサラダにプラスチック片
西東京市の市立小中学校2校で10月、給食への異物混入事案が計2件起きていたことがわかった。うち1件は、野菜を切る機械の刃の一部が混入していた。児童・生徒にけがはなかったが、市教育委員会は事態を重くみて、教育長をトップとする委員会を設置し、再発防止策を検討する。
市教委によると、10月15日、明保中の3年生の給食で出た野菜の揚げ物に、刃の破片(縦0・5センチ、横1・5センチ、厚さ1ミリ程度)が混入していた。生徒が口に入れたがすぐに気づいた。
調理員は食材を機械で切った後、機械の刃が折れているのを発見。破片を探したが見つからなかったため、市教委に報告のうえ、切った野菜を廃棄して調理を再開したという。混入の経緯は明らかになっていない。
10月31日には碧山小の4年生の給食で、サラダにプラスチック片(1辺2・5センチ、厚さ1ミリ未満)が混入。調理でマヨネーズの容器をはさみで切って使用した際、容器の破片が入ったという。
両校の調理は同じ事業者が担っていた。市教委は事業者に厳重注意し、調理機器の点検を行うなどした。