日本一危険な交差点は東京・池袋の“魔の六差路”に! 「全国事故多発交差点ランキング」最新版を発表。
ワースト1 長居交差点(大阪府)
池袋六ッ又交差点と並びワースト1となった大阪市住吉区の「長居交差点」は、国道479号と府道大阪高石線が交わる四差路交差点。交差点付近にはバス停、タクシー乗り場が設置されているほか、交差点角には大阪メトロ長居駅の出入口などがあるため、若干見通しは悪い。 ここでは、交差点左折時の安全不確認による横断歩道横断中の自転車との事故や交差点付近における追突事故が多いという。 原因として、車両・歩行者ともに交通量の多さもあるのではないか。車両の交通量は国道479号と府道大阪高石線も5~6車線であることから、歩行者の交通量も地下鉄の駅の出入口があることから、いずれも多いと考えられる。
ワースト3 谷町9丁目交差点(大阪府)
池袋六ッ又交差点と長居交差点に次いでワースト3となった大阪市天王寺区の「谷町9丁目交差点」は、府道大阪和泉泉南線と大阪枚岡奈良線が交わる四差路の交差点だ。なお府道大阪和泉泉南線の本線はアンダーパス化されている。 ここでは、安全不確認による車同士の右折直進の事故と交差点付近での追突事故が多いとのこと。特に、過去3年間は、交差点左折時の自転車に関連する事故が多発しているという。 交差点の南西角は大阪メトロの谷町九丁目駅の出入口や植樹帯、交差点西側の大阪枚岡奈良線(東西)は、西に向かって下り勾配となっており、見通しが悪いのも原因かもしれない。
あなたの自宅の近く、あるいはよく走る道に、このような危険といわれる交差点があるかについては、「全国事故多発交差点マップ」で確認してもらいたい。そして、交通事故の多発する危険な交差点を通行する際は、運転前に地図アプリなどを活用して交差点の構造を確認しておくと同時に、周囲の状況に気を配りながらの運転を心がけるとドライバーとしても安心してハンドルを握れるだろう。
文・写真=KURU KURA編集部 資料=日本損害保険協会