『新記録ラッシュ』で青学大が往路V 2区では3人が区間新!!
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の往路は1月2日、東京・大手町から神奈川・箱根町までの5区間107.5kmで行われ、前回王者の青山学院大が2年連続での往路優勝となりました。
1区で中央大・吉居駿恭選手が2位に1分32秒差をつけて飛び出し、5区まで先頭をひた走りましたが、青山学院大は2区黒田朝日選手と5区若林宏樹選手が区間新、4区の太田蒼生選手も日本人歴代1位記録を更新。4区と5区は区間賞も獲得する『新記録ラッシュ』で追い上げ、5区の9.5km過ぎに中央大を逆転しました。
青山学院大の原晋監督は「学生たちが1年間努力した成果だと思います。5人ともよく頑張ってくれました。復路は6区で後続を30秒以上離して『ピクニックラン』で帰っていきたいと思います」と話しました。
また、最長区間(23.1km)の2区では東京国際大の留学生、リチャード・エティーリ選手が1時間5分31秒、創価大の吉田響選手が1時間5分43秒、黒田選手が1時間5分44秒と、3人が従来の区間記録(1時間5分49秒=イェゴン・ヴィンセント選手/東京国際大、2021年)を更新しました。横浜市内の沿道に立った時は気温7℃と寒すぎずに風もなく、走りやすそうな気象条件でした。7人を抜いてチームを3位まで押し上げた黒田選手は「去年も(日本人で)歴代2位だったので、あわよくば1位までいきたかったのですが、区間新記録ですし、100%の力は出せたのかなと思います」と語っていました。
往路優勝した青山学院大と2位の中央大は1分47秒差、3位の早稲田大とは2分29秒差で、以下、駒澤大、創価大と続きました。10月の出雲駅伝と11月の全日本大学駅伝を制した國學院大は5分25秒差の5位でした。
復路は明日1月3日の午前8時にスタートします。
往路成績
1位 青山学院大 5時間20分01秒 2位 中央大 5時間21分48秒 3位 早稲田大 5時間22分30秒 4位 駒澤大 5時間23分17秒 5位 創価大 5時間23分38秒 6位 國學院大 5時間25分26秒 7位 城西大 5時間25分58秒 8位 立教大 5時間27分27秒 9位 東洋大 5時間27分53秒 10位 日本体育大 5時間28分03秒 -------ここまでシード圏内------- 11位 東京国際大 5時間28分34秒 12位 中央学院大 5時間28分37秒 13位 順天堂大 5時間28分40秒 14位 帝京大 5時間29分28秒 15位 山梨学院大 5時間31分03秒 16位 法政大 5時間31分25秒 17位 日本大 5時間33分04秒 参考 関東学生連合 5時間33分05秒 18位 神奈川大 5時間33分39秒 19位 大東文化大 5時間33分44秒 20位 専修大 5時間36分50秒
区間賞
1区(21.3km)吉居駿恭(中央大3年)1時間1分7秒 2区(23.1km)リチャード・エティーリ(東京国際大2年)1時間5分31秒=区間新 3区(21.4km)本間 颯(中央大2年)1時間0分16秒 4区(20.9km)太田蒼生(青山学院大4年)1時間0分24秒 5区(20.8km)若林宏樹(青山学院大4年)1時間9分11秒=区間新