シニア向け完全栄養食ブランド「Me TIME FOODS」のLacuS、1億円超を資金調達 製造体制を強化
投資家からの評価は?
【投資家からのコメント】 ・ケップルキャピタル プリンシパル 多田摩耶氏 古津さんの人を巻き込みつつ前進していく実行力が素晴らしく、出資することができ嬉しく思います! 思うように食べることができない人は高齢者を中心に多くおられますが、「Me ICE」は経口喫食が難しくなった方でも喜ばれるとのことで、高齢者に向き合う管理栄養士の方からも高い評価を受けています。 同社の提供する「心にも身体にも嬉しい食体験」は、人がその一生を最後まで走り抜ける活力となり、今後の超高齢社会に大きなインパクトを持つと期待しています! ・Future Food Fund ファンドマネージャー 村田靖雄氏 古津さんは、開志専門職大学発1号ベンチャーとして起業しています。縁は、私たちがJR東日本さん、オレンジページさん、CAMPFIREさんと共催する「K,D,C,,, Food Challenge」イベントにエントリーされたことなのですが、当日、病気でピッチに来られず、良い商品であるものの、オンライン参加なことも一因で優勝できず残念だったのが印象的です(投資検討はその後ゆっくりとお話ししたことがきっかけでした)。LacuSは、アイスクリームを使って嚥下食を作ったということで、非常に面白いアイデアだなと思っています。 当社で言うとシダックスのような市場でも使えますし、日本ではユーザーが増える市場だと考えます。当社でもヘルスケア事業をやっていますが、病気等が原因ではあっても、最終的には食べることができず亡くなっていく人が多いので、そんな状況になっても豊かな食生活が送れる商品を作ってくれることを期待しています。 ・キヤノンマーケティングジャパン R&B推進センター所長 石田直也氏 キヤノンマーケティングジャパンとして新たな取り組みとなる「食」領域に、LacuS社と挑戦できることを大変嬉しく思います。同社の完全栄養食アイス「MeICE」は、誤嚥リスクが少ないながらも食べ応えや栄養補給など、従来の製品では解決しきれなかった高齢者の食ストレスを解消し、Well Beingを向上できる可能性を感じています。 またLacuS社のプロダクトや技術力への魅力は勿論、古津CEOが持つ行動力や熱量に感銘を受け、今回ラウンドに参画させていただきました。 この度のCanon Marketing Japan MIRAI Fundからの出資を通じて、LacuS社と我々のアセットを掛け合わせ、共に想像を超える未来を切り拓いていきたいと思います。 ・グローバル・ブレイン General Partner 木塚健太氏 LacuS社は「新しい食生活の形成から、包括的社会を実現する」というミッションを掲げ、高齢者向けの完全栄養食による高い食体験の提供を通じて、日本の高齢者を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいます。 設立から約2年半ではありますが、介護事業所向けに豊富な有償導入実績を有するほか、24年春には第1弾商品である完全栄養食アイスのブランド「Me ICE」をECサイトおよび実店舗で展開し、市場からも高い人気を得ています。 グローバル・ブレインはLacuS社のビジョンや優秀な経営者、魅力的なプロダクトや市場の成長性を高く評価しており、キヤノンマーケティングジャパン社とも連携しながら密に支援してまいります。 ・医師、ヘルステックプロモーター 医療法人向生會理事長 上田悠理氏 医師として、高齢者の在宅医療に日々取り組んでいる中で、「人生の最期まで、おいしく食べたい・食べてほしい」はご本人、ご家族にとってとても切実な願いです。 「あと1口でいい、もう少し食べてくれたら…」と歯がゆい思いをしたことは枚挙に暇がありません。このペインを解決する、「食」をサポートするLacuS社を今回応援できることを大変光栄に思っております。 同社の完全栄養食アイス「MeICE」が実現する、おいしいからつながるいのち、そしてその先の幸せにコミットする古津CEOの熱意とスピード感、そして高齢先進国日本から、グローバルに飛躍できる可能性のあるLacuS社が魅せる世界観を、共に開拓していきたいと思います。
「日本ネット経済新聞」 編集部 速報チーム