「現役世代の声なんて届かへんわ。なら、私が議員に」奈良市議会議員・下村千恵さんインタビュー
暮らしの不便を変えたくて! 私たち、地方議員になりました
このところLEE編集部まわりで「議員になりました」というお知らせが! 今回は副編ぷーすけの同級生、下村千恵さんに「議員」になった経緯や仕事について、インタビュー。「議員」がぐっと身近な存在になるはず!
副編ぷーすけの同級生も議員になってました! NGなしで地方議員のホントのところ教えて!
3年前のこと。SNSを眺めていたら、大学時代の友人が 「選挙に出ます」と。え!? と思っていたら、見事当選。 せっかくなので、ぶっちゃけてもらいます!
答えてくれたのは?
●下村千恵さん 奈良市議会議員 奈良県大淀町出身。転職支援サービスの企業勤務を経て(現在も契約社員として在籍)、2021年に奈良市議会議員選挙に出馬、当選。夫と小6、小3、年長の男児の5人家族。議員としての活動の状況、親としてのリアルすぎる日常を、facebook、Instagramでとてもカジュアルに発信。料理が苦手。
「ありえへん」もいろいろあるけど、言いまくれば変わる! これじゃ現役世代の声なんて届かへんわ。なら、私が
奈良市役所のミモザのフォトスポット 奈良市議会議員 下村千恵さん ぷー 私が知る限り、下村さんは公職に就くような人では…。 下村 品行方正ではないですからね。法には触れてないけど(笑)。 ぷー SNSの発信、すごくおもしろいんだけど、大丈夫なんですか? 下村 事務局の方に一度「議員としての品位が」とたしなめられたことはあります(笑)。でも意図的にそうしている部分もあって。 ぷー 「も」ね。 下村 私が議員でいる意味として“身近である”というのは大きいと思っているので、言葉遣いも含めてカジュアルにしていこうと。
ぷー 自分の隣にいるような人が議会にいるって大事ですよね。 下村 それと、ある問題に対する自分のスタンスは「迷っている」ということも含めて、明確にしておきたいなというのもあります。 ぷー ただ口が悪いだけじゃないぞと(笑)。選挙に出ようとなったのは、なんでだったんですか? 下村 今も在籍している企業で女性活躍プロジェクトをやっていたんですね。それをより広く追求したかったのがひとつ。 それから、コロナのタイミングで子どもが学校に行き渋るようになって、そのときに先生方には本当によくしていただいたんです。すごくありがたい反面、でもそれって本来先生にやってもらうことかなと。学校って民間ではありえないくらいスタッフが少なくて、会計でも何でも先生がやるんですね。 ぷー 言われてみれば…。 下村 先生には本来の仕事に集中してもらうほうが子どもたちにとってもいいんじゃないか。ということをしゃべっていたら「選挙あるよ」という話に。で、立候補予定者説明会に行ってみて。奈良市議会って39議席中、当時女性は5人でその中の最年少の方が50代後半だったんです。これじゃ現役世代の女性の声なんて届かへんわと。 ぷー やっぱり議会にその問題の当事者がいないと、ですよね。 下村 でも現役世代はみんな忙しいし。選挙に出る人誰もおらんのやったら、私がやろかなと。 ぷー そんな気軽な感じで(笑)。