初の女性編集主幹が退任 米有力紙、組織改革も
【ワシントン共同】米有力紙ワシントン・ポストは2日、サリー・バズビー編集主幹が退任したと発表した。145年以上にわたる同紙の歴史上、女性として初の編集部門トップを3年間務めた。幅広く読者を獲得するため、ソーシャルメディアなどを通じたニュース提供に特化した新編集部門を9月末までに立ち上げる組織改革も公表した。 バズビー氏はAP通信のワシントン支局長や編集主幹を経て、2021年6月にポスト紙の編集主幹に就任した。退任理由は明らかにしていないが、同紙は電子版の購読者数が伸び悩んでいる。 後任は米紙ウォールストリート・ジャーナルのマット・マレー前編集局長。