FW小川航基「常にどんな時でも僕が一番」 ライバル・上田綺世超えへ強気…代表3戦5発も慢心なし
サッカー日本代表は8日、26年北中米W杯アジア2次予選最終戦のシリア戦(11日、Eピース)に向けて、広島市内で約1時間の公開練習を行った。 FW小川航基(NEC)は6日のミャンマー戦(5〇0)で2得点をマーク。代表デビューから3戦5発と好調だが「数字は関係ない。3試合という方が問題だと思う。代表にきて、使えば点を取るイメージを監督に持ってもらえればいいかなと思う」。満足や慢心は一切なかった。 昨年6月、横浜FCからオランダ1部NECに移籍。初の海外挑戦を後押ししたのは、キング・カズこと元日本代表FW三浦知良の言葉だった。昨年、横浜FCのキャンプで練習や食事を共にし「とにかく早く(海外に)行った方がいいと言われていた。(カズの言葉の)影響があったのは間違いない」。海外1年目でリーグ31戦11得点と結果を残し、代表にも返り咲いた。 「W杯で次に点を取るのは僕」と26年大会を目指す小川だが、第2次森保ジャパンのエースには同最多11得点のFW上田綺世(フェイエノールト)が君臨する。ともに長身で万能型の本格派FW。同じ東京五輪世代として切磋琢磨(せっさたくま)してきたライバルを超える活躍が期待される。 背後への抜け出しやシュート力、跳躍力が持ち味の上田に対し、「守備もハードワークできて起点にも得点も奪える」と小川は言う。「常にどんな時でも僕が一番だと思ってる。W杯でベスト8への壁を破る目標の中でFWの全部ができる選手が出てくるのはマスト。それが絶対に自分だと思ってる」。本格派ストライカー対決を制し、エースとしてW杯で得点するイメージを膨らませた。
報知新聞社