「オニツカタイガー 京都」がオープン──俳優・佐野勇斗が新たな拠点をチェック!
8月28日にオニツカタイガーにとって京都初のストアが誕生。京都店限定のアイテムも注目だ。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
京都の発信基地
創業から75周年のオニツカタイガー。原宿でのポップアップイベントの開催やパリでのホテルオープンなど、アニバーサリーイヤーを迎えさまざまな仕掛けを行っている。 そんなオニツカタイガーは8月28日に京都唯一の店舗として京都・河原町に「オニツカタイガー 京都」をオープン。内装や什器には、町家をイメージしたウッドの格子や、石畳のような床材などをふんだんに採用するなど、オニツカタイガーが“KYOTO”を解釈したデザインコンセプトで設計。 ショップでは、オニツカタイガーの多様なアイテムと京都らしい伝統的な町並みを彷彿とさせるムードが融合。オニツカタイガーブランドの歴史や伝統、そして未来までもイメージさせる雰囲気だ。 この日は店舗に俳優の佐野勇斗も来店。 「街中で“あのスニーカーちょっと変わっていて面白いな”と思ったとき、調べてみたらオニツカタイガーだった、ということが多いんです。75年もの歴史がありながら、いまでも新しいことにトライする姿勢にはシンパシーを感じます。僕自身も新しいものを自分のものにして表現することを大切にしているので強く共感します」 印象に残ったスニーカーは京都店限定の、MEXICO 66 DELUXE。職人が手作業で染色と箔転写加工を施した、独特のムードが魅力の一足だ。 「どこか懐かしさも感じるオニツカタイガーの定番モデルですが、こんなヴィンテージ感のあるものは見たことがなかったので新鮮でした。履いてみた感じも足に馴染んでとても気に入りました」 取り扱うアイテムは、アーカイブのアイコニックな特徴を現代風にアレンジしたヘリテージスタイルを表現するレッドコレクションと、ミラノファッションウィークで発表するモードなスタイルのイエローコレクションという2つのサブブランドを展開。また、日本のものづくりの素晴らしさを世界に発信するNIPPON MADEシリーズも取り揃える。 開店とともに店舗はアジアや欧米からの多くの訪日客であふれ、熱気で満ちていた。中華圏やアジアで大きく売上を伸ばしているオニツカタイガーの勢いをまざまざと感じさせる光景だった。 なお店舗オープンにあわせて「オニツカタイガー 京都」限定モデルも発売。佐野が選んだモデルも含め、全5型を展開する。 ■オニツカタイガー京都 住:京都府京都市中京区河原町通四条上ル米屋町385番地 TEL:075-606-5388 営:11:00~21:00
文・青山鼓 編集・岩田桂視(GQ)