アパートで「ドライヤー」って何時まで大丈夫ですか? 管理会社から連絡があったのですが、仕事の都合上どうしても夜遅くなってしまいます…
仕事の都合で帰宅が遅くなると、おのずとドライヤーを使う時間も遅くなってしまうでしょう。気を付けているつもりでも、賃貸アパートなどでは思った以上に周囲にドライヤーの音が響いてしまっている可能性があります。管理会社から音についての連絡があった際には、何かしらの対策を講じる必要があります。本記事では、すぐにできるドライヤーの騒音対策3選を紹介します。
ドライヤーを使うのは夜の10時までに
ドライヤーの音が騒音になるかは、物件の構造や使用するドライヤーのタイプによっても変わってきます。壁の薄い木造アパートなどは、音が漏れやすい傾向です。音の大きさはdB(デシベル)で表しますが、一般的なドライヤーの騒音レベルは80dBほどです。これは、電車や地下鉄の車内と同等レベルの騒音に該当します。周囲が静かな深夜の時間帯では、立派な騒音になりえるでしょう。 管理会社から音について注意されたり、直接近隣住民からクレームを言われたりした場合には、ドライヤーを使用する時間帯や使用時間を見直す必要があります。仕事の都合で帰宅時間を変更しにくい場合は、食事よりも先にお風呂を済ますなど生活パターンを工夫することを考えてみましょう。 ドライヤーを使える時間に明確なルールがあるわけではありませんが、多くの人の行動パターンや一般的な常識から踏まえると、夜の10時までには済ませておきたいところです。入居しているアパートの管理規約もチェックしておきましょう。
すぐにできるドライヤーの騒音対策3選
前記のように、夜10時以降のドライヤー使用は控えることが理想的です。しかし、残業が多いなど仕事の都合でどうしても難しい場合は以下の3つの対策を心がけて、できるだけ近隣の迷惑にならないようにしましょう。 ・静音タイプのドライヤーに変える 静音性を重視したドライヤーが多く市販されています。音の感じ方には個人差がありますが、住宅地の一般的な騒音基準の目安は、約50dB以下です。そのため、騒音レベルが50dB以下のモデルに変えることで、騒音防止効果が期待できます。また、羽の枚数や形状によっても音の大きさは変わってくるため、その点も総合的にチェックすると安心です。 ・ドライヤーの使用時間を短くする ドライヤーを使っている時間の長さも大事です。タオルドライでしっかりと髪の水分をふき取ってからドライヤーを使うことで使用時間を短縮できます。例えば、「フェイスタオルサイズのものを数枚用意する」「ぬれた髪をブラシでとかして毛先に集まった水分をキッチンペーパーなどでふき取る」といった方法が効果的です。 ・角部屋の場合は隣接していない部屋で使用する 音の響き方は、騒音からの距離によっても変わってきます。角部屋に住んでいるときには、前記の2つのコツに加えて、隣の部屋と接していない部屋に移動してドライヤーを使用することで、音の響き方をさらに抑えられます。
アパートでドライヤーを使用する際には音が響かない工夫を
ドライヤーの音は、自分が思っている以上に大きいことが多く、他人からすると騒音に感じる可能性があります。アパートに住んでいる場合は、夜10時以降など遅い時間帯に使用しないことが基本です。 しかし、どうしても難しい場合は「静音タイプのものに変える」「使用時間を極力短くする」などの対策でも騒音の軽減が期待できます。それでも管理会社から引き続き注意される場合は、鉄筋コンクリートのマンションなど、そもそも音が漏れにくい物件への引っ越しを検討することも必要です。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部