最後まで熾烈な優勝争いが続きそうなセ・リーグ。阪神が頂点に立つカギを握る佐藤輝明のバッティング【伊原春樹の野球の真髄】
佐藤輝のバッティングが進化すれば阪神は優勝へグッと近付く[写真=佐藤真一]
後半戦がスタートしたが、セ・リーグは熾烈な優勝争いが展開されそうだ。7月23日現在(以下、同)、首位・阪神と2位・広島はゲーム差なし、3位・DeNAは4ゲーム差で、4位の巨人も阪神と5.5ゲーム差しか離れていない。 阪神が首位を走っている原動力は投手陣だ。現役ドラフトでソフトバンクから加入した大竹耕太郎が7勝1敗、防御率1.48、昨季まで未勝利だった大卒3年目の村上頌樹が6勝5敗、防御率1.97と抜群の安定感で先発の柱になった。チーム防御率は2.81でリーグトップに立っている。優勝へのカギは前半戦で安定感を欠いた青柳晃洋、西勇輝といった主力先発が復調できるか、そして投手陣をいかに打撃陣がカバーできるかだろう。 打撃陣の中でも、特にチームの命運を握っているのは佐藤輝明だ。今季は球団史上3人目となる新人から3年連続2ケタ本塁打を達成したが・・・
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週刊ベースボール