北朝鮮が弾道ミサイル発射、EEZ外に落下か 韓国軍「失敗と推定」
防衛省は26日午前5時28分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイルが発射されたと発表した。 【写真】北朝鮮 防衛省によると、ミサイルは、北朝鮮内陸部から東に向けて少なくとも1発発射された。約200キロ以上飛行し、日本のEEZ外に落下したとみられるという。現時点で被害は確認されていないという。 ◇ 韓国軍の合同参謀本部は、26日午前5時半ごろに北朝鮮が平壌付近から日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。「失敗したと推定される」といい、米韓で詳細を分析しているという。防衛省によると、ミサイルは少なくとも1発発射され、200キロ以上飛行した後、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられるという。 韓国軍関係者によると、ミサイルは1発で、北朝鮮東部の江原道元山(カンウォンドウォンサン)から約70~80キロの海上で爆発した。破片は発射地点から最大約250キロ先に落下したという。 22日には韓国・釜山に米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」が入港しており、北朝鮮は24日、「米韓の挑発的な試みに対して圧倒的で新たな全ての抑止力示威の可能性を開き、最も強力な表現で糾弾する」と批判する国防次官の談話を出していた。 韓国メディアによると、同空母は今月末に予定される日米韓の陸海空やサイバーなどの複数領域での新しい共同訓練「フリーダムエッジ」に参加する見込みだ。 朝鮮中央通信は5月31日、超大型放射砲(ロケット砲)部隊の一斉射撃訓練を報じ、18発を同時に発射した写真を公開している。(ソウル=太田成美)
朝日新聞社