韓国女子フィギュアのイ・ヘインのセクハラ反論に…「被害選手に“キスマーク”…精神科で治療中」
韓国フィギュアスケート女子シングルのイ・ヘイン選手〔19、高麗(コリョ)大〕が未成年者の後輩選手に対するセクハラ容疑に対して「恋人関係だった」と反論した中で、被害者側もコメントを出した。 後輩A選手の法律代理人ソン・ウォヌ弁護士は27日、コメントを通じて「両選手が交際していたのは事実だが、イ選手が『キスマーク』を残したところA選手が非常に驚き、現在精神的ショックで訓練しにくい状況」と明らかにした。 法律代理人によると、イ選手とA選手は昨年7月から3カ月程度会って別れ、先月中旬イタリア転地訓練に一緒に参加した。イ選手が転地訓練期間によりを戻そうと提案し、A選手もこれに同意した。 法律代理人は「転地訓練の途中、A選手がイ選手の部屋を尋ねた日、イ選手がA選手に『キスマーク』について尋ね、A選手がよく分からないからやってみろと答えた」とし「するとイ選手がA選手の首にキスをしてキスマークの跡を残した」とした。 続いて「当時A選手はキスマークが何か分からなかっただけでなく、首に跡が残ってとても慌て、驚いてすぐに部屋から出た」と付け加えた。 A選手は転地訓練を終えて帰国した後、両親にこの事実を知らせ、イ選手には別れを通知した。その後、イ選手が今月中旬ごろにA選手に秘密恋愛を提案し、A選手がこれを受け入れて2人は再び交際を始めた。 法律代理人は「イ選手がA選手に一度転地訓練当時の状況を尋ね、この事件に関する事後的な証拠収集などの対処のために当時の状況について質問した」とし「このような事実に気づいたA選手が精神的に大きなショックを受けた」と明らかにした。 あわせて「A選手は精神的ショックで訓練しにくい状況で、精神科治療を始め、精神科ではうつ病と不安感がとても高く出て、持続的な治療をするのがよさそうだという所見を明らかにした」と伝えた。 これに先立ってイ選手はこの日、インスタグラムを通じて「酒を飲んだことは深く反省している」としながらも「ただし未成年者をセクハラし、性的加害をしたというのは事実ではない」と主張した。 イ選手は「(A選手は)私が高校生の時に交際していた相手で、両親の反対で別れて今回の転地訓練でまた会った」とし「互いに好きという感情が残っていて再び交際するようになったがその事実を秘密にした」と話した。 あわせて「大韓スケート連盟の調査を受ける時も相手と交際している事実を話すことが出来ず、(性的な行為は)恋人との間でできるいたずらや愛情表現だと考えた」とし「大韓体育会でどんな懲戒が下されても深く反省する」とした。 イ選手のセクハラ問題は先月15~28日、イタリア・ヴァレーゼで行われたフィギュア国家代表の転地訓練途中で発生した。氷上連盟はイ選手ともう一人別のフィギュア国家代表B選手が転地訓練期間に宿舎で飲酒した事実を確認した。 その後自己調査を行った氷上連盟はイ選手とB選手がA選手に性的不快感を与える行動を取った事実を追加で確認し、スポーツ公正委員会を開いた。 スポーツ公正委員会はイ選手に飲酒とセクハラ容疑で資格停止3年の重懲戒を下した。A選手には異性選手の宿舎に訪問したことが強化訓練規定違反だと判断して譴責処分にした。B選手は資格停止1年処分を受けた。 イ選手は氷上連盟の懲戒に従わず、再審議を申請する予定だ。連盟もまた、イ選手を26日スポーツ倫理センターに申告し、スポーツ倫理センターはこの日調査に着手した。連盟の懲戒程度が確定すればイ選手は2026ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季オリンピック(五輪)に出場することができなくなる。