肉、そば割烹も。フードライターが通う、税込1万円台でディナーコースが味わえる都内の和食店
フードライター森脇慶子が推す、コース税込1万円台の和食5選
和食・日本料理店と言えば、憧れの名店や高級店も多く、ハレの日に食べに行く外食ジャンルの一つという人も多いのでは? だけど日本人にとって馴染み深い料理だからこそ、定期的に通えるお店をストックしておきたい! そこで今回は、フードライターの森脇慶子さんに、日常使いに最適な都内の和食店を教えてもらいました。
教えてくれる人|森脇慶子
「dancyu」や女性誌、グルメサイトなどで広く活躍するフードライター。感動の一皿との出合いを求めて、取材はもちろんプライベートでも食べ歩きを欠かさない。特に食指が動く料理はスープ。著書に「東京最高のレストラン(共著)」(ぴあ)、「行列レストランのまかないレシピ」(ぴあ)ほか。
1. 「食堂うゆき」(浅草)コース:13,200円
森脇さん「浅草は観音裏に潜む優良店。ご主人の金澤祐樹さんは、イタリアンの経験もある異色の経歴の持ち主です。今年から値上げしたとはいえ、コース13,200円はお値打ち。旬の食材を巧みに取り入れた料理は、シンプルを身上とするご主人の美学を偲ばせます。」
食堂うゆき
住所: 東京都台東区浅草4-11-9 水上ビル 1F TEL: 050-3749-7066
2.「馳走 とりの巣」(大門)コース:13,200円
森脇さん「名物“鯖の棒寿司”をはじめ、タラバ蟹のお造りや鰻の酒塩焼きなどが続くコースの料理は、ボリュームも満点。ご主人の気さくな応対は一見さんでも気兼ねなく楽しめます。八寸仕立てのデザート盛り合わせは、甘いもの好きな人に好評です。」
3. 「東山無垢」(中目黒)コース:16,500円
森脇さん「無垢と名付けた店名通り、無駄を削ぎ落としたコースの一皿一皿は、潔く繊細。「華美に仕立てるのではなく、普段食べているものをより上質にした料理を作っていきたい」とご主人の三島立己さん。正統派でいて時に遊び心を感じさせる味も、客の舌を楽しませてくれます。」
東山無垢
住所: 東京都目黒区東山1-15-5 静宏荘 1F TEL: 050-5600-6488
4.「仁行」(浅草)コース:11,000円
森脇さん「群馬・富岡、茨城・笠間と各地でそばを打ち続けてきた伝説のそば職人、石井仁氏が8年ぶりに帰京し、浅草で始めたそば割烹。素麺もかくやと思わせる極細の十割そばは、喉越しの軽やかさが持ち味。だしに徹底した料理も出色のおいしさです。」