【迷える50代のファッションメンター・大草直子さん/前編】「私の人生は誰のものでもない。迷い悩んでも離婚を決めました」
情報で心をざわつかせないためにしていること
リアルな自分の姿を、著書だけでなくSNSやWebメディアでも発信している大草さん。自身もインスタを活用しながら、情報の海に溺れないよう「フォローは27人まで」と決めているのだそう。その真意とは? 「インスタは、毎日たくさん見ています。ただ、自動的に流れてくる情報はとても怖いんですよね。例えば、すごく素敵なライフスタイルをされている方をフォローしていると、自動的にその情報が入って来て、それが出来ていない自分を責めてしまうとか。私なんて今日もウーバー頼んじゃった……とか(笑)。だからフォローはいつも27人前後、見たい情報は自分から取りに行くようにしています」 「親しい人のインスタもフォローしていなくて、海外マダムやイルカと泳ぐサーファーの投稿をよく見ていますね(笑)。仕事以外で私が自分から取りに行く情報の基準は、"心がざわざわしないこと"、そして"自分を追い詰めないこと"です」 ※後編では、50代の体型の変化とファッション、更年期との付き合い方について伺います。(12/28公開予定) 大草直子/おおくさなおこ ファッションエディター・スタイリスト。1972 年生まれ、東京都出身。大学卒業後、婦人画報社(現・ハースト婦人画報社)に入社。雑誌『ヴァンテーヌ』の編集に携わった後、独立。2019年にはメディア『AMARC(アマーク)』を立ち上げ、「私らしい」をもっと楽しく、もっと楽にするために、ファッション、ビューティ、生き方のレシピを毎日発信している。 2021年には、「AMARC magazine」を発刊。ファッション誌、新聞、カタログを中心に活躍するかたわら、トークイベントの出演や執筆業にも精力的に取り組む。 見て 触って 向き合って~自分らしく着る 生きる ファッションエディター、スタイリストとして幅広く活躍する大草直子さんの新刊エッセイ。年齢を重ねファッションや美容の考え方が変わるなかで、「引いたり、足したり」を軸に自分との向き合い方を説く。ファッション、スキンケア・下着選び・メイク・スカルプケアを見直すなど、大草さんが日々実践している大人のTIPS集。 『見て 触って 向き合って~自分らしく着る 生きる』(マガジンハウス) 1,650円 大草直子さんの提言 vol.1/とびきり似合う2枚の服の「奥行きをつけていけば」、着こなしは安定します vol.2/艶のある素材とドライな素材のミックスで、着こなしは立体的になります vol.3/更年期の向き合い方、私の場合。美容医療は予算の上限を決めて
撮影/小渕真希子、取材・文/松永加奈
クウネル・サロン