錦織圭、週に一度ヘコむと告白「試合で泣いて2、3日で元に戻る」けがから復活、トップ100復帰に自信「今のテニスできてれば」
男子テニスで元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=が15日、都内で取材に応じた。 報道陣との質疑応答で、自信を失った際の克服法を聞かれると、「落ち込むことは常にある。1週間に1回、基本、大会は(優勝以外)試合に負けて終わるので」と告白。ただ、百戦錬磨のベテランは「悔しい思いはしているが、いいことも悪いことも結構忘れやすいので。試合で(負けて)泣いたりしたら、2、3日すれば元に戻る」と打ち明け、「現実問題、負けた後は練習しないと強くなれない。練習しないと(いけない)モードにすぐ入れるので、切り替えは得意。常に小さいゴールを自分の中に置いて、それに向かって1日1日積み重ねていく」とスタンスを明かした。 現在の小さいゴールは、再び世界ランクのトップ100に復帰することだという。相次ぐ故障でランキングを落としていたが、9月の木下グループ・ジャパン・オープンで久々に8強入りするなど復調気配。直近で143位まで戻ってきているだけに「1回、トップ100に入ったら(精神的に)落ち着くでしょうね。もうちょっとでいけると思う」と手応えをにじませ、「それが入ったらまた次(の小さいゴール)を考えたい。今のテニスができていればもうちょっと上にはいけると思うので。あとはもう1回大会で優勝するとか、次の次の目標はそんな感じ」と語った。