「なんとも感慨深いシーン。嬉しいのと同時に…」周東佑京&リチャードの活躍に昨季限りで引退の育成同期が複雑心境
周東佑京と砂川リチャードの活躍でソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めた試合を元同僚左腕が祝福。同期の活躍に物思いにふけった。 ■「なんとも感慨深いシーン。嬉しいのと同時に…」【写真】 自身のインスタグラムで試合を振り返る投稿を行ったのは、阪神でプレーした昨季限りで引退し、今季からソフトバンクの育成部スタッフを務める渡邉雄大さん。 延長12回の激戦となった7日の日本ハム戦で、リチャードが無死一、二塁のチャンスでバットを折られながらヒットを放ちチャンスを拡大し、周東は無死満塁からレフトへの犠飛で試合を決めた。この活躍にそれぞれを「怪力お調子者」「実写版ピノ」と評した渡邉さんは「なんとも感慨深いシーンでした」とコメント。さらに「育成で共に入団した彼らがこうして一軍で活躍してるととても嬉しいのと同時にこの輪に僕も居たかったという思いもあります」と複雑な心境も明かしている。 渡邉さんは中越高校、青山学院大学を経てBCリーグの新潟アルビレックスに入団。新潟で4シーズンを過ごし、2017年育成ドラフト7位でソフトバンクに入団した苦労人。3年目に支配下に昇格したが左肘負傷し、21年に戦力外通告を受けた。22年からは阪神と育成契約を結び、すぐに支配下登録を勝ち取ると32試合に登板しプロ初勝利を挙げるなど3勝をマーク。昨季は1軍登板がなく2度目の戦力外通告を受け、現役引退を決断した。
西日本新聞社