ロシア、ウクライナのエネルギー施設破壊-ドローンとミサイルで攻撃
(ブルームバーグ): ロシアは3月31日、ウクライナ南部と西部にあるエネルギー施設を攻撃したと、地方当局が明らかにした。ロシアによるドローンとミサイルの集中砲火がほぼ連日行われているという。
ウクライナ最大の民間電力会社DTEKによると、ロシア軍はウクライナ南部オデーサ州の高圧変電所を破壊。同国第3の都市オデーサでは17万戸余りで停電が発生している。
太陽光発電や風力発電により電力は部分的に復旧したものの、状況は依然として厳しく、電力を利用した公共交通機関は運行停止となっている。
ウクライナ第2の都市ハルキウでは電力供給が再び制限されたと、エネルギー省が電子メールで配布した声明で発表した。
ポーランドとの国境に近いウクライナ西部リビウ州では、3月24日以来3度目となる重要インフラ施設を標的としたロシアの攻撃で、管理棟が破壊され、少なくとも1人が死亡したと、同州のコジツキー知事がテレグラムで発表した。
原題:Russia Fires New Drone Barrage at Ukraine Energy Facilities (1)(抜粋)
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Daryna Krasnolutska