【週末J2まとめ】2点差を追いつくも清水が水戸とドロー決着。鹿児島をウノゼロで破った横浜FCが首位に返り咲き|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは10月5日と6日に第34節が開催。横浜FCが清水エスパルスを抜いて首位に返り咲いた中、プレーオフ圏内の争いではジェフユナイテッド千葉が3連勝で順位を上げている。
今節は首位と2位の順位が入れ替わる週末となった。 試合前時点で首位に立っていた清水は勝てば昇格するチャンスがあった中で、敵地で水戸ホーリーホックと対戦。立ち上がりからなかなかチャンスを作ることができないと、23分にショートカウンターの流れから大崎航詩にシュートを決められて先制点を奪われてしまった。さらに38分にも中島大嘉に決められて追加点を献上。前半で2点のリードを許してしまった。 後半、清水は選手交代とシステム変更を駆使して反撃に出る。すると47分、ドウグラス・タンキのラストパスを北川航也が蹴り込んで1点差とした。その後は一進一退の攻防が続いたが、迎えた82分、右サイドからのクロスを途中出場の矢島慎也が右足を振り抜き、終盤に試合を振り出しに戻した。ただ、反撃はここまで。あと一歩、勝ち越しに届かなかった清水は勝ち点1の上積みとなり、2位に後退した。 そんな清水を追い抜いて首位に立ったのは横浜FCだ。序盤から主導権を握りつつ敵陣を急襲。分厚い攻撃で相手ゴールを襲っていった。すると16分、髙橋利樹が左サイドから上げたクロスに逆サイドのジョアン・パウロが反応。そのシュートのこぼれ球に小川慶治朗が反応して大きな先制点を記録した。 リードを奪って以降、鹿児島ユナイテッドFCにペースを掴まれる時間も多かった横浜FCだが、そこはリーグ最小失点の守備陣が冷静に対応。粘り強いディフェンスでゴールを許さない。結局、最後まで前半の1点を守り切った横浜FCがウノゼロで勝利。首位に返り咲いている。 そのほか、プレーオフ圏内の争いではPEACE STADIUM Connected by SoftBankでの初戦となったV・ファーレン長崎が大分トリニータを相手に4得点を奪って快勝。ジェフユナイテッド千葉は最下位のザスパ群馬を下し、それぞれ敗れたファジアーノ岡山とベガルタ仙台を得失点差で上回って4位に浮上した。また、モンテディオ山形はレノファ山口FCを下して連勝を「5」に伸ばし、プレーオフ圏まで勝ち点1差に迫っている。 ■J2リーグ第34節 結果 千葉 1-0 群馬 甲府 3-1 岡山 藤枝 1-0 いわき 山形 2-0 山口 水戸 2-2 清水 栃木 1-1 愛媛 横浜FC 1-0 鹿児島 長崎 4-1 大分 熊本 1-2 徳島 仙台 0-1 秋田