総帥トーク 阪神の緊急補強は? 杉山健博オーナーは「そういうものが必要ならそういう手は打つ」定例報告会後に熱弁
阪神は27日、大阪・野田の電鉄本社で定例のオーナー報告会を行った。阪神は26日時点で33勝32敗5分け。打線の低迷ぶりが目立ち、首位広島に3・5ゲーム離されている中、杉山健博オーナー(65)は現場の要望があれば補強に応じる考えを示した。以下、報道陣とのやりとり。 【写真】岡田監督が見守る中で打撃練習に臨む近本 --興業面について。雨天中止の代替試合でも完売になる 「びっくりというか、本当にファンの皆さまに感謝しております。代替のゲームは普通は販売開始から試合までの間がどうしても短いので、そういう面では厳しいのかもしれないですけど、そうした中で完売させていただいて、ファンの皆さまに感謝、感謝です」 (続けて) 「加えて、それだけの方がお越しいただいて試合ができたわけですから、選手にとってはこの上ない喜び。超満員の後押しがあってプレーするのと、そうでないのとでは、やっぱり影響がありますから、そういう面では超満員の中で選手が頑張れて幸せだなと思いますし、選手も喜んでいると思います」 --ペナントレースは混戦。上を狙える位置に 「いつも申し上げていますけどね、チームの成績とか状態は基本的には監督にお聞きくださいというところですけども。いつも申し上げている通り、シーズン長いですよね。シーズン通してチーム状態がずっといいというのはありえないわけで。良い時もあれば悪い時もあって。悪い時はなんとかしのいで連敗を阻止して。良い時は勝てる試合が多いはずですから、そういうものはとりこぼさずに確実に拾って、連勝していくと。これがリーグ制覇、あるいは連覇への一番の近道だと思うよ、という通りなんですけどね、それは全く変わっていません」 (続けて) 「ちょうど今日、このあたりで143試合で本当の折り返しというところに来ますよね。もちろんシーズンは長いので、いろんな時期があるわけで、その重要度は時期によって異なるんですよ。それで、前半、これまでの約70試合と、これからの約70試合、これは誰が考えたって、どっちが重要なんですかと、これからの約70試合が重要なのは当たり前でしょうというのは、皆さん方もそう思っておられると思うし、私もそう思います。で、これはよく岡田監督がおっしゃってますけれども、当然、チームそのものの波もあるけれど、チーム全体が成長していってもらわないといけないと。そうじゃないとなかなか優勝っていうのは簡単な話じゃないんだと。これは去年ね、優勝する前の最初の時からそういうことずっとおっしゃってますよね。それで、春先よりも夏場、夏場より秋に向けてチームが成長していく、これができれば優勝できるなという風に思っているということをよくおっしゃっているじゃないですか。まさしくそれが、やっぱり長いシーズンの中で、やっぱりその時期ってのは非常に重要であるということを物語っておられるわけで、まあはっきり言ったら、私もこれからの約70試合が非常に重要だと申し上げましたけども、とりわけ多分8月、9月、ここが何よりも重要になってくる」 (さらに続けて)