自民党の「強固な政権基盤」崩壊、衆院選の「戦略ミス」…安倍元首相に詫びてほしい 連立拡大なければ石破政権退陣も
まもなく米国の大統領も決まる。ドナルド・トランプ前大統領の再登板となったとき、この少数与党の態勢で対応できるのか。中国の習近平国家主席や、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長に向き合えるのか。
失ったものは、あまりにも大きい。
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業、同大学院政治学研究科博士後期課程研究指導認定退学。専攻は憲法学。第2回正論新風賞受賞。高崎経済大学教授などを経て現在、麗澤大学教授。山本七平賞選考委員など。安倍・菅内閣で首相諮問機関・教育再生実行会議の有識者委員を務めた。法務省・法制審議会民法(相続関係)部会委員、フジテレビジョン番組審議委員も歴任。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)など多数。