余震相次ぎ震度1以上は925回 能登半島地震から5日目
石川県能登地方では、1日に最大震度7の揺れを観測した地震以降、余震が相次いでいて、これまでに震度1以上の地震が925回観測されています。地震活動は能登半島周辺の海域を含めた広い範囲でおきているため、強い揺れだけでなく津波にも注意が必要です。 1日夕方に発生した石川県能登地方を震源とする最大震度7を観測した地震では、地震から5日目となった現在も活発な余震活動が相次いでいます。5日も午前0時4分ごろに、能登地方を震源とする最大震度4の地震が発生しています。 気象庁によりますと、1日から5日午後4時までに震度1以上を観測した地震回数は925回にのぼっているということです。このうち、震度7は1回、震度5強は6回、震度5弱は7回、震度4は34回、震度3は127回、震度2は281回、震度1は469回となっています。 石川県能登地方では、2020年12月から群発地震活動が続いていて、2023年末までのおよそ3年間で記録された地震回数は506回でした。 一方、これまでの群発地震活動は能登半島の北東部が中心でしたが、気象庁によりますと、1日の大地震以降は能登半島全域に広がったほか、さらに半島周辺にも範囲が拡大しているということです。 気象庁は引き続き、大地震発生から1週間程度は最大震度7程度の地震に注意し、海底で規模の大きな地震が発生した場合、再び津波がおこる可能性もあるとして、強い揺れと津波に注意してほしいとしています。 去年5月、能登半島沖を震源とするマグニチュード6.5、最大震度6強の揺れを観測した地震以降も余震が続き、地震発生前の状態に戻るまでおよそ3か月かかりました。 こうしたことから、今後、少なくとも数か月は地震活動が活発な状態が続くとして、注意を呼びかけています。