ローマの名所「スペイン階段」に赤いペンキ、女性団体の抗議活動で
映画「ローマの休日」のワンシーンでも知られるイタリア・ローマの「スペイン階段」で26日、女性の権利擁護団体「ブルチアーモ・トゥット(イタリア語で「すべて燃やそう」という意味)」が赤いペンキを撒き散らした。女性への暴力に対する抗議活動で、ペンキは犠牲となった女性たちの「血」を表しているという。 女性の権利活動家 「私たちは彼女たちを泣かせたくないだけだ。力を合わせ、具体的な成果を得たい」 イタリアの国家統計局によると、昨年同国で約120人の女性が殺害された。またこれらの犠牲者の半数以上は、被害者のパートナーもしくは元パートナーによるもので、約20%はそのほかの親族によるものだという。