ドラフト前日のスカウト会議を終え、報道陣の質問に答えるヤクルト・高津臣吾監督（中央）＝（撮影・大橋純人）

ヤクルトは23日、東京・北青山の球団事務所でスカウト会議を開き、24日のドラフト会議に向けて、最終的な指名候補選手のすり合わせを行った。1位指名選手について、高津臣吾監督（55）は「公表しません。当日の楽しみにしていただけたら」と話した。 【表でみる】明大・宗山、関大・金丸、慶大・清原…大学生の主なドラフト候補 71人の指名リストから、前日22日のスカウト会議で1位候補を関大・金丸、明大・宗山らと高校生を含む5、6人に絞っており、この日に1位指名選手を決定した。高津監督は、1位指名する選手について「要望は通ったか」「左の即戦力投手か」などの全ての問いに「何とも言えないです」と答えながらも、最後には「魅力はあると思いますよ。いいバッティングをしているので」と話して不敵に笑った。 「来年もそう、これから先のスワローズもそう。高校生だろうが、大学、社会人だろうが、どの選手を指名しても戦力になってくれると思って指名する。今年も変わらず、その気持ちを持っています」と話した。 競合した場合のくじ引き役は高津監督が務めることが決定。「大きな仕事。味方になるか、敵になるかなので。しっかり気持ち込めて引きたいと思います」ときっぱり。当日は例年通り明治神宮を参拝してから会場に向かう予定で「いろいろ縁起を担いでいく。チームにとっても、選手にとっても、将来が決まる大きな1日。しっかりと指名させていただきたい」と力を込めた。