絶好調続くRB角田裕毅、カナダで4戦連続の入賞を目指す「ポイントを獲得したことのないサーキットを、もうひとつ減らしたいですね」
RBの角田裕毅がF1カナダGPに向けてコメントを発表。カナダではこれまで入賞経験のない角田だが、今回こそはしっかりと入賞し、”ポイントを獲得したことがない”サーキットをまたひとつ減らしたいと語った。 【ギャラリー:美しきF1マシン】「最も悔しい、日本人の日本GP”4位”」B.A.R.ホンダ006 ほぼ”タイヤ無交換”と言ってもいいレース展開となった前回のモナコGPで角田は、タイヤをマネジメントしながら後続のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を執拗に抑え、しかもピットストップする隙を与えないという頭脳的な走りを披露し、8位入賞を果たした。 これで今季の角田の獲得ポイントは19。ハースのケビン・マグヌッセンに追突されてリタイアに終わった中国GPを除けば、第3戦オーストラリアGP以降、入賞を続けているということになる。そのうち鈴鹿、マイアミ、モナコでは、F1キャリア初入賞。カナダもこれまで入賞した経験のないサーキットだが、角田はもうひとつ”入賞経験のないサーキット”を減らすべく、今週末のレースに挑むと語った。 「カナダに行くのが楽しみです。モントリオールが大好きなんですよ。レースの前の数日間は、友人と過ごすつもりです」 角田はそう語った。 「コースは好きですが、ここでポイントを獲得したことはありません。ですので今週末の一番の目標は、間違いなく入賞することです。2週間前には、モナコで初めてポイントを獲ることができました。なのでまだポイントを獲得していないサーキットを、もうひとつ減らしたいと思っています」 「チームは今、とてもうまく機能しています。うまくまとまってもいるので、自分たちのことに集中し続け、土曜日にQ3に進出すること、そして日曜日にはポイントを獲得できるように、全力を尽くすだけです」 レーシングディレクターのアラン・パルメインも、チームとして4戦連続入賞を目指したいと語った。 「このコースは、低速コーナーや縁石への追従性が求められるため、マシンのセットアップには多少の妥協が必要となる。またスムーズに方向転換できるよう、より硬く、よりシャープなマシンも必要だ」 「またストレートが長いため、最近のレースよりも空気抵抗のレベルを下げなければいけないということを意味している。しかし我々の2024年マシン”VCARB01”のポイント獲得記録を伸ばせることを、楽しみにしている」 なおこのカナダGPの直前、レッドブルはセルジオ・ペレスとの契約を2年間延長したことを発表。角田がレッドブルに”昇格”する可能性は、事実上潰えた格好だ。その角田が来季どのチームのシートを手にできるのかということにも、注目が集まっている。
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