イニエスタ 引退試合で絶妙クロス、OG誘う 超豪華メンバーがピッチ駆け抜け、4万超観衆どよめき
◇イニエスタ引退試合「エル・クラシコ in TOKYO」 バルセロナ・レジェンズ2―1Rマドリード・レジェンズ(2024年12月15日 東京・味の素スタジアム) 【写真】<イニエスタ氏 引退試合>大勢の観客がつめかけた味スタ(撮影・西海健太郎) サッカーの元スペイン代表MFで、同国1部バルセロナとJリーグの神戸でもプレーしたアンドレス・イニエスタ氏(40)の引退試合が15日、東京・味の素スタジアムで行われた。 スペイン伝統の一戦「クラシコ」をOBが再現する形式で、バルセロナとレアル・マドリードのレジェンドたちが集結した一戦。イニエスタ擁するバルセロナ・レジェンズが2―1で勝利した。 先制したのはイニエスタ擁するバルセロナ・レジェンズだった。前半11分、MFジュリ氏がペナルティーエリア右から鋭くパス。最後はFWサビオラ氏が右足シュートでネットを揺らした。 Rマドリード・レジェンズは後半33分、PKをFWバルボア氏が右足でゴール左に決めて同点となった。 そして、最後は主役が見せ場をつくる。試合終了間際だ。イニエスタが左クロスを繰り出す。ボールはクロスバーを直撃。最後はこぼれ球をカバーしたRマドリード・レジェンズDFサンツ氏のオウンゴールとなった。試合はそのまま2―1でバルセロナ・レジェンズの勝利。豪華メンバーがピッチを駆け抜け、会場に詰めかけた4万5725人の観客を沸かせた。 試合後はセレモニーが行われ、イニエスタ氏は「日本に戻れて大変うれしく思ってます。私はとって日本は何年も過ごした大切な場所です。Rマドリードの選手たち、この場に来てくれてありがとうございます。皆さんと時間を共有できたことを感謝してます。日本のファンの皆さま、この素晴らしいゲームをともに時間を過ごさせてもらってうれしく思います。私にとってサッカーは情熱です。この情熱をともに過ごした時間を一生忘れることはありません」と語った。