エバー航空パイロット、スト権確立 早ければ旧正月に実施の可能性/台湾
(桃園中央社)待遇改善を求めてストライキを検討しているエバー(長栄)航空のパイロットらが所属する労働組合「桃園市機師職業工会」は22日、投票の結果、過半数の賛成でスト権が確立されたと発表した。同労組は早ければ旧正月(今年は2月10日)期間にストを決行する可能性を排除しないとしている。 エバー航空のパイロットは賃金の20%引き上げや外国人機長の雇用停止などを会社側に要求したが和解に至らず、スト権の確立に向けた投票の実施に踏み切った。投票は同労組の協力の下、昨年12月22日から同労組エバー分会の会員を対象に実施。その後労動部(労働省)などから指摘を受け、今月8日から対象がエバー分会以外の会員にも広げられていた。全会員1398人中910人が投票。賛成900、反対10だった。 同労組は18日の報道資料で、ストを決行する場合、遅くとも24時間前には予告するとしている。 (葉臻/編集:田中宏樹)