「長い距離も楽々」次世代型車いすで観光ツアー 名護で実証 次はさくら祭りでも 沖縄
次世代型電動車いす「WHILL(ウィル)」を使った観光ツアーの実証事業が名護市で始まっている。沖縄トヨタ自動車(浦添市)が主催。10月からツアーの体験会を開催しており、来年1月の名護さくら祭りでも体験会を開く予定だ。今後は、地域のガイド団体などと協力しながら、新たな観光ツアーとして販売していく考えだ。 【写真】パイナップルパークに巨大パインガチャ登場! 中身は?
11日に体験会が開かれ、名護市内外から5人が参加した。名護漁港内の市観光情報センターを出発し、琉歌の歌碑や市営市場、名護ひんぷんガジュマルを経由して、名護城公園のさくら橋までの道のりを約2時間半かけて巡った。ラジオパーソナリティーの赤瓦ちょーびんさんがガイドを務め、体験者らは各ポイントでの解説を楽しんだ。 那覇から参加した男性は「結構な距離を移動したが疲れずにツアーを楽しめた。県内の人でも名護を知るきっかけになると思う」と話した。 沖縄トヨタ自動車グループ総合企画部地域支援課の中村靖さんによると、今後、市内のガイド団体などと協力しながらツアーの販売を目指す。販売価格は2時間半で4千円ほどを検討している。「素通りの町と言われてきたが、名護は魅力であふれている。それらを観光に生かすことは、地域の人が誇りを持つことにつながるのではないか」と話した。 来年1月24日まで無料で体験できる。ホテルゆがふいんおきなわと市観光情報センターで貸し出している。1月25、26日に開催予定の名護さくら祭りでも体験会を開く予定。
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