【パーティルック】結婚式やパーティの前に必見! モードな人が選ぶドレスアップ事情を調査
祝福の場ではいつも以上に華やかで、品格のあるスタイルが求められる。ホリデーシーズンが近づきますます気になるのは、おしゃれプロたちのドレスアップ・スタイル。そこで今回はファッション上級者の、普段とはひと味違うフォーマルな装いをスナップ。シックな装いに映える小物の合わせ方やジュエリーのチョイスも参考に。 【写真】おしゃれな人のパーティコーデをもっと見る
同系色の着こなしにテイストミックスの妙が光る
スタイリスト 山﨑静香さん 「以前、友人の結婚式に無難な黒のドレスで出席したことがあったのですが、周りもダークトーンが多かったため、集合写真が全体的に落ち着いた色味に…。それを見て以来、お呼ばれの際はなるべく明るい色を積極的に取り入れようと決めています」と語る山﨑さんは、自分のスキントーンに合うというブルーグレーを主軸にコーディネート。動くたびに裾が揺れるサテンドレスとスパンコールがきらめくトランスペアレントな1枚を重ねてエレガントに。 メンズライクなジャケットを羽織ったり、雰囲気が締まるきれいめなパンプスを合わせたりと、日常のスタイリングにも垣間見えるテイストミックスやレイヤードテクニックをここでも発揮! より特別感を演出するドレスアップのコツを聞くと、ヘアメイクにもポイントが。「華やかな場でも気後れしないよう肌やアイメイクはいつもよりしっかりと作ることを意識しています。髪もタイトにまとめるのがベターです」。
「普段はボリュームのあるアイテムを重ねづけするのが定番ですが、食事をすることも考えて、リングはダイヤモンドをあしらった色石を1点に」。手首には、デイリーでも愛用中のお気に入りのブレスレットを重ねて華やかさを出した。
マニッシュな最旬ツーピースを品よくまとって
フリーランスPR 川村詩織さん ドレスコードを尊重しながら、オンオフ関係なく着回しやすいトレンド感のあるものを探していたという川村さんは、24年秋冬にデビューしたばかりの勢いのあるドメスティックブランド、カカンの1stコレクションのスーツを披露。大きいラペルや深いVゾーンなど、背中をそっと押してくれる力強いデザインに一目惚れしたのだとか。 川村さん:「主にニットを手がけるブランドということもあり、着心地のよさとシルエットの美しさを兼ね備えているお気に入りの1着です。少し袖をまくって肌見せすることで、シックなスーツや無骨な小物とのバランスを取りました」。 何重にも紐を巻きつけたようなチョーカーやゴールドのネックレス、大ぶりのフープピアスなど、異素材を用いたジュエリーのレイヤードで顔まわりを盛り上げて。 「アクセサリーが充実している時は、ヘッドピースをつけず、シンプルなまとめ髪にすると上品に仕上がります」。
シンプルなスーツだからこそ華やかさを演出するために、金具があしらわれたバッグや、存在感のあるジュエリー使いを心がけたのだそう。 「以前はドレス派でしたが、年齢を重ねるごとにスーツを着る自分の姿がしっくりくるようになりました。インナーと小物を変えるだけで、瞬時にパーティ仕様へとチェンジできる汎用性の高さもセットアップを選んだ理由の一つです」。 text : Erina Ishida