話題の「ChatGPT」こんなに使えたら本当にすごい! 目からウロコの使い方を解説|GPTs活用事例も
■ 人格コピーAI
橋本氏が教授として名を連ねるデジタルハリウッド大学では、杉山知之氏が学長を務める。杉山氏はWebサイトなどを通じて、学生の創造心を鼓舞するようなメッセージを数多く掲載している。橋本氏は検索を通じてそれらを約3000字分ほど収集。「下記の文章の特徴を分析してください。キーワード、頻出する表現、口癖を抽出してください」というプロンプトと共にGPTsへ読み込ませる。
こうすると指示通り、頻出する表現として「あるべき世界を自ら構築できるチャンス」、口癖は「今や」「デジタルコミュニケーション」などだと説明してくれる。プロンプトを変えれば、文章ベースの性格分析も可能だ。
「杉山氏に長い称号を与えるとしたらどんなものになるでしょうか。10パターン考えてください」というプロンプトへの対応もお手のもの。「もっとキャッチーで創造的で先鋭的な表現で」と付け加えれば、これにも応えてくれる。
話はこれで終わりではない。プラグインの追加によって、さらに応用が可能だ。たとえば「Whimsical AI Diagrams」を使えば、3000字の元データからマインドマップを作成できる。 また「この学長が大学設立20周年の記念パーティで挨拶するスピーチ原稿を書いてください」でChatGPTにスピーチ文を作らせたら、これを映像化プラグイン「HeyGen」に入れ込む。すると、人間がスピーチを読み上げている映像を短時間で生成できる。
なお橋本氏によると、「写真の中の人物に好きな文章を音読させる」という点では、ChatGPTとは別のサービスとはなるが「Creative Reality Studio」が簡単で利用しやすいという。
2.動くグラフを作る
■ 公開CSVデータを活用して簡単にグラフ作成、アニメーションも簡単 ChatGPTでは、質問に対して文字で返答してくれるだけでなく、グラフも作成してくれる。例えば、みずほ銀行Webサイト内の「外国為替公示相場ヒストリカルデータ」というページでは、ドル円相場の長期変遷状況がCSV形式のファイルとして公開されている。まず、これを単純にChatGPTへアップロードする。