松阪工3年生40人、作品解説も 市文化財セで卒業制作展 三重
12日まで繊維デザイン科
三重県松阪市殿町の県立松阪工業高校繊維デザイン科(植村彰科長、117人)は5日から、外五曲町の市文化財センターで、「第31回卒業制作展」を開いている。3年生40人の作品を紹介する他、初日には生徒たちによる作品のプレゼンテーションと、教員による公開鑑賞講評会が一般公開で行われた。12日までで観覧無料。 3年生が4月から制作した作品を発表する場として、毎年この時期に開いている。同科2期生から始まり、今回で31回目を迎えた。 3年生は各自が取り組みたい内容を考えて、4月に校内プレゼンを行うなどして、コンセプトや制作方法などを磨き上げ、6月の中間発表を経て仕上げた。油彩画や水彩画、彫刻、立体、映像、CG作品などが並ぶ。 この日行われた講評会では、生徒たちが1人7分間で、作品コンセプトや自己表現への思い、制作技法やこだわりなどについて解説。これに対し、教師陣が見どころや改善点などを講評した。 そのうち、小久保栞捺さんは「自分が好きな動物をブランディングしてみたい」という考えを具現化した「Animarche(アニマルシェ)!」を展示。デフォルメしたキリンや犬、ハト、象などのキャラクターをTシャツや巾着、ハンドタオルにシルクスクリーンプリントしたり、コースターにレーザー加工した作品を作り、自作した棚に並べた。 小久保さんは「ずっと動物が好きで、温めてきたアイデアを今回卒業制作展にぶつけました。結構、上手にできました」と話した。 開場は午前9時~午後5時(最終日は正午)。9日休館。問い合わせは、同校TEL0598(21)5313へ。