事前合宿地のフランス・アミアンに向けて出発した、パリ五輪卓球女子日本代表の（右から）早田、平野、張本美

　26日に開幕するパリ五輪の卓球男女日本代表が18日、羽田空港から事前合宿地のフランス・アミアンに向けて出発した。 ■卓球〝4姉妹〟がキュンが止まらない私服4ショット【写真】 　初五輪でシングルス、団体、混合ダブルスの3種目に出場する女子のエース早田ひな（日本生命）＝北九州市出身＝は「オリンピックの緊張感などは本会場に入ったりパリに行ってみると、感じていくのかなと思ってます。しっかりいろんなものを味わって挑戦したい」と意欲を語った。 　2021年の東京五輪はリザーブとして代表チームを支えた。2年に及んだ選考レースは断トツの首位で初切符をつかむなど、大きく飛躍を遂げた3年となった。「いい時もあれば悪い時もあった。自分の場合はけがをしてしまったり、体調を崩してしまったり、本当にいろんなことがあった。そのたびにいろんな方々に支えていただいた」と感謝を口にした。 　その上で「けがをしてよかったということはない。けれども、その時になったものに全て意味がある。それがあったからこそ自分自身のずぶとさっていうのは、やっぱりこの3年間で成長した部分かなと思う。オリンピックに行っても本当に何が起こるかわからない。どうなっても自分自身の力で対応できるようにしたい」と頼もしく語った。 　シングルスで早田は第3シード。昨年の世界選手権では3位で、メダル候補として挑む。かねて目標に掲げる金メダルに向けて、中国勢との対戦が見込まれる準決勝からが勝負どころとなりそうだ。前回銀メダルの団体、張本智和（智和企画）と組む混合ダブルスは決勝まで中国勢とは当たらない。いずれにしても最強国との対戦が鍵となる。 　各種目の組み合わせ抽選は24日に実施される。 【#OTTOパリ五輪情報】