ドジャース以外のファンが歓喜!?…予想の逆になることで“死神”と恐れられる米大物記者が「佐々木朗希は98%ドジャースに行く」と発言
米国を代表する「ナショナル・ライター」の一人、米唯一の全国紙USAトゥデーに所属するボブ・ナイチンゲール記者のラジオ局での発言が、米メディアを巻き込んで話題になっている。同記者は15日(日本時間16日)、ドジャース地元AM局KLACに出演。ロッテからポスティング(入札)制度でメジャー挑戦する佐々木朗希投手について「全球団の首脳陣に聞くと、全員が『ドジャースに行くと思う』と言う。パドレスはダルビッシュがいるから獲得の望みを捨てていないが、現時点でドジャース行きが98%、パドレスが2%」と語った。 ◆大谷翔平、佐々木朗希と親しげに肩を組む【写真】 これに対し、米SNSのファンは「ということは、佐々木はパドレス確定だ!」「これでドジャースは終わったな」などとリアクション。さらに16日(日本時間17日)の米ファンサイディッドも「大リーグ識者、佐々木ドジャースに確信あり。ということは、佐々木がドジャースに行かないのは確実だ。あの『ボブ・ナイチンゲールのジンクス』が佐々木を襲う」とのタイトルで報道し、「われわれが佐々木朗希の去就に関する有用な情報を必死に探し、それが全くの徒労に終わったと思われたそのとき、一人の大胆な大リーグ識者が敢然と立ち上がり、暗闇に一筋の光を投じてくれた…彼が意図したのとは全く逆の意味で」「ボブ・ナイチンゲールは随一の悪名高きジンクスを築き上げてきた。それは『彼が何かを言えば、それと逆のことが起きる確率が非常に高い』ということだ」と伝えた。 前例として22年8月15日、同記者が「レイズのドリュー・ラスムッセン投手、歴史をつくるまであとたったの3アウト」とツイートすると、その1球後に左翼線二塁打を打たれ、ノーヒットノーランは露と消えた。また、その2週間前にパドレスが大型トレードを敢行した際は「パドレスは有望株5人と見返りに(フルシーズンで)16年ぶりのポストシーズン進出を手に入れるだろう。そして、球団初のワールドシリーズ優勝にばく進」。ファンが「オー、ノー」「これでパドレス優勝はなくなったのが確定だ」などと嘆く中、パドレスは10月の舞台こそ踏んだが、リーグ優勝決定シリーズで1勝4敗と散った。 同サイトは「たとえ結果的に佐々木朗希がドジャースに入団することになったとしても、98%という数字は明らかに『盛り過ぎ』だ。全てのチームにとっての『死に神』という評判を、人はこうやって築いていくということか」と、最後まで皮肉たっぷりだった。 だが、ナイチンゲール記者のために付け加えれば、昨年12月4日に「FAの大谷翔平はドジャースと契約すると強く信じている」とコメントし、これは1週間後に的中している。米国内ではドジャース以外のファンが大喜びしている…らしいが果たして。
中日スポーツ