独自動車部品シェフラー、4700人削減へ-低迷するVWなどの影響波及
(ブルームバーグ): ドイツの自動車部品メーカー、シェフラーは欧州で約4700人を削減するほか、2つの拠点を閉鎖する。フォルクスワーゲン(VW)など独自動車メーカーの苦境がサプライチェーンに影響を及ぼしている。
5日の発表文によれば、このうち約2800人はドイツ国内にある10拠点の人員が対象。2029年末までに年間2億9000万ユーロ(約480億円)を節減する計画の一環だという。
一部は配置転換し、純減数は3700人(従業員全体の3.1%ほど)になるとしている。
シェフラーや他の独自動車部品メーカーの売り上げは、自動車業界が低迷する中で落ち込んでいる。シェフラーの最大顧客であるフォルクスワーゲンも、中国と欧州での不振から抜け出せず、コスト削減策を打ち出した。
シェフラーの株価は今年に入って20%ほど下落している。
原題:German Parts Maker Schaeffler to Cut 4,700 Jobs on Auto Woes (2)(抜粋)
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Wilfried Eckl-Dorna