あの人気ピザ店が虎ノ門ヒルズに出店! 独創性のあるピザをスタイリッシュに楽しんで
〈今夜の自腹飯〉
予算内でおいしいものが食べたい! 食材の高騰などで、外食の価格は年々あがっている。一人30,000円以上の寿司やフレンチもどんどん増えているが、毎月行くのは厳しい。デートや仲間の集まりで「おいしいものを食べたいとき」に使える、ハイコスパなお店とは?
教えてくれる人|塩沢 航
小山薫堂事務所「N35」の放送作家。1975年生まれ。師匠・小山薫堂の一番弟子にして、師匠譲りのグルメ作家としておなじみ。主な担当番組は「アナザースカイ」「オモウマい店」「有吉くんの正直さんぽ」など。「パレ・ド・Z」「リモートシェフ」など食にまつわるコンテンツも多数担当している。
虎ノ門ヒルズにニューオープンの話題の店!
国領の人気イタリアンレストラン「ドンブラボー」が手掛ける「クレイジーピザ」は、ピザの概念を覆す“ぶっかけ”などの新しい世界を切り開いてきた。その新店が虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下2階、T-MARKETに登場した。
T-MARKETはビル内の中庭のような空間にある開放的なスペース。「クレイジーピザ」もカフェテリアのようなスタイルで、ランチやピザ1枚からでもサッと入れるというのもうれしい。
塩沢さん「カジュアルなカウンタースタイル。飲むだけでもいいし、飲んで食べてもいい。待ち合わせの0次会でもいいし、どこかで食べたあとの〆に1枚いただくのもよろしいかと。テイクアウトできるのもありがたいです。」
名店出身のシェフによる、ピザへのこだわりとは?
店長を務める山口恭平さんは「ドンブラボー」のキッチンにも立ち、国領にオープンした最初の「クレイジーピザ」の店長も経験した料理人。虎ノ門では、電気窯を使ってピザを焼くため、その強みを生かしたいと話す。
「神楽坂店も電気窯で焼いていますが、あちらは郷土料理や単品が多いので、それを食べてからの〆のピザという要素が強いのです。でもここはピザ自体が4番バッター。ピザだけ食べても満足してもらえるように“しっかりおいしい”を目指しています」と言う。
ナポリピッツァは生地に塩味があり、それがおいしさにもつながっている。しかしその分、1枚を食べきると少し重く感じることも。そこで「クレイジーピザ」では、1枚でも軽やかに食べきれるように、と生地の塩気をいかに減らすかという課題からスタートしたという。