「全てが1人の責任ではない」解雇の危機に立たされるペレス レッドブル残留への強い意欲を明かす「来年も契約がある」「まだあと数年はできる」
F1最終戦、アブダビGP終了後でレッドブルからの契約解除の可能性が囁かれているセルジオ・ペレス。シーズン中盤以降での低パフォーマンスが続き、ドライバーズランキングでは8位に沈んでいる。チームが最終レースを待たずにコンストラクターズタイトル争いから脱落したこともあり、すでにドライバー交代をうかがわせる首脳陣の意向なども報じられてきた。 【動画】角田裕毅が果敢なアタックで9位浮上&ローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る だがアブダビGP直前となり、ペレス自身は来季へ向け、引き続きレッドブルで戦う意欲を示していると欧州メディアにより伝えられている。英モータースポーツサイト『PlanetF1.com』が現地時間12月5日(日本時間6日)、ペレスが自らの去就について語った最新のインタビューでの声を紹介している。 その中では、間もなくチームを離れる噂があるとの質問に対し、ペレスは「これまでに言ってきたことと何も変わらない。今年ずっと言ってきたように、来年も契約があり、レッドブルで走る」と語ったという。 さらに、「このレベルでレースを続けるには、まだあと数年はできると感じている。そして、もちろんレッドブルでキャリアを終えたいと思っている」として、来季以降でのパフォーマンスにも自信を覗かせている。 ペレスは今年6月、チームとの2年の契約延長が発表されており、本人はあくまでも契約期間内はレッドブルで戦い抜くものと強調。また、今季チームが3年連続でのタイトル獲得とならなかった結果にもコメントしており、以下の様に語っている。 「もちろん自分にも責任はあるが、全てが1人の責任だとは思っていない。僕は大きな組織の一員であり、大きなチームの一部だ。今年コンストラクターズでより激しく戦えなかったのは非常に残念だ」 同メディアは、「ペレスの契約上の将来は今年末以降も保証されているが、今シーズンのマックス・フェルスタッペンとの同条件のマシンでのパフォーマンスが原因で、F1キャリアの継続に疑問の声が上がっている」と指摘。また他にも、「最終戦を前に、チームメイトであるフェルスタッペンが429ポイントを獲得しているのに対し、ペレスは152ポイントにとどまっている」などと、ここまでの状況を説明している。 ペレスは今季のレース結果の上では厳しい立場であるものの、コメントをみる限り、今後もチームに残る意思は揺らいではいないようだ。果たして本人の思惑通り来季もシート確保となり、レッドブルでの5年目を迎えることはできるのだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]