五つの酒蔵が近接するまち、人気の吞みあるきイベントに地酒ファン集結 歩行者天国を包む酒の香りと熱気
諏訪市街地の国道20号沿いで5日に開かれた酒蔵「諏訪五蔵」を巡るイベント「上諏訪街道まちあるき呑(の)みあるき」。県内外から多くの参加者が訪れ、地酒を楽しんだ。舞姫、麗人酒造、酒ぬのや本金酒造、伊東酒造、宮坂醸造の5蔵が並ぶ一帯は、歩行者天国となりにぎわった。 【写真】酒やつまみが置ける「呑みあるき専用かご」を自作して来る人も
事前に販売したチケット3千枚は完売。参加者は小さな升に入れたプラスチックのカップを持ち歩き、酒蔵や各店のブースを回った。
「これだけ近くにある五つの蔵が、それぞれ個性のある味を醸しているのは素晴らしいことです」と、安曇野市の会社員、与曽井一典さん(56)。参加は3回目で、来るたびに新しい発見があるという。「うまい酒を見つけるのはもちろんですが、ここで出会う人との交流がまた楽しいですね」と、上機嫌だった。
地元の飲食店がつまみを販売したほか、会場のあちこちで木遣(や)りの披露があり、お祭りムードを盛り上げた。