【多摩川ボート・SGボートレースオールスター】走る選手会代表・瓜生正義が3度目の大会Vへ勢いを加速する
多摩川ボートの「SG第51回ボートレースオールスター」は22日、予選2日目を迎える。 ◇ ボートレース界をまとめる〝選手会代表〟が15年ぶりの3度目のVへ順調に滑り出した。初日8Rで瓜生正義(48)=福岡=は枠なり3コースから1マークは攻め手を欠いたが、道中で宮地元輝(佐賀)に競り勝ち2着を確保。オープニングセレモニーで「期待に応えられるように全力で走ります」と宣言したように、まずはきっちりと舟券に貢献した。 「エンジンはそこそこいいと思う。レース前に整備をして、ギアも調整して、ペラも叩き変えた。1走してメドが立ちました。あとは枠番に応じてペラを叩く感じでいけそうです」 2節前の一般戦で徳増秀樹(静岡)が上位級の足に仕上げて優勝した34号機を納得できる状態に整えた。「多摩川のイメージはいいですね。調整がバチッと合うことは少ないけど、合えばレースがしやすい」と自信を持つ多摩川では、過去にGⅠを2度制している。そして今節も早くも調整面でメドを立てたとあれば期待は膨らむばかりだ。 オールスターは6年連続23度目の出場で2007年の住之江と09年の福岡で頂点に立っている。その後は準優の壁を越えられなかったが、昨年の芦屋で久々に優出(4着)。さらに今年は3月のGⅠ住之江周年で21年のグランプリ以来となる特別戦Vと復活ムードが漂うだけに、史上2位タイのオールスター3度目のVも夢ではない。22日の2日目7、12Rも上位着を奪取して、V争いを熱くする。(立山友基)