「間違ったシャンプーのやり方」が40代の髪の広がり、ぺたんこ、ニオイ、抜け毛の原因⁉洗髪の正しい方法、知ってますか?
簡単にできる泡立てのコツは水・空気・シャンプーの割合にあり!1 シャンプー前の余洗いは2分程度かけて
38度程度のぬるめのお湯で、1分半以上はすすぎます。面倒に感じる人はまずは1分ぐらいを目指してみてもOK。地肌と髪全体に湯が届くよう意識して。
2 シャンプーの量はケチらない!
シャンプーの量が少ないと泡立ちません。「目安として、ショートヘアで1プッシュ、ミディアムからロングなら2プッシュ手のひらになじませます。また、NGなのがシャンプーを2~3回だけ手のひらになじませて、すぐに頭皮にのせること。ほぼ泡立っていないので、洗うときに摩擦が起こりやすく、汚れもきちんと落ちません」(SAKIさん)
3 水と空気を混ぜながら軽い泡を作る
シャンプーと同じ量ぐらいの湯をなじませ、そこに空気を含ませながら指の腹で軽やかに混ぜます。手のひら全体に写真ぐらいの泡が立てばOK。うん、これならできそう!
4 指の腹でらせんを描き、泡を大きくしていく
事前に余洗いをしっかりと行い、手のひらで泡立ててから洗髪をすることで頭部にモクモクとした泡が生まれます。指の腹で優しく洗いましょう。
後頭部は洗髪やすすぎが甘くなりやすい
なんとなく自分の頭部が臭う……「もしや加齢臭?」と心配になるけれど、実は洗い残しが原因のことも多々あるそう。 「シャンプーが泡立ちにくく、洗髪がおざなりにないやすいのは“耳から耳を結ぶ後頭部”です。特に最初に頭頂部を洗う人は、十分な泡立てをしていないと後頭部にまで泡が回らず、なんとなく触っただけで洗い残しが多いパーツ。同時にこの部分はすすぎ残しも目立つので、ニオイがこもりやすいです。思い当たる方は意識して洗うようにしましょう」(SAKIさん) 盆の窪(後頭部のくぼんだ部分)の辺りは、洗髪やすすぎが甘くなりやすいゾーン。ニオイも出やすいのでしっかり洗いましょう。 泡が足りなくなったら、シャンプーを1プッシュ足して後頭部を洗いましょう。その後は、しっかりすすいで髪と頭皮にシャンプー剤が残留しないよう気を配りましょう。
すすぎは2回に分けて。特に生え際のトラブルに悩む人はすすぎに留意を
ひと通りシャンプーを終えたら、すすぎについても見直しましょう。 「シャンプー剤が髪や頭皮に残ると、毛穴が詰まってしまいます。その結果、細毛や抜け毛になりやすく、ニオイの原因にも。また、根元がペタンとしてふんわり感が損なわれてしまうので、スタイリングに時間がかかるなど、様々なトラブルにつながります。すすぎは指の腹で髪を優しくかきわけながら“頭を起こした状態”と“下を向いた状態”の2回行うことで、きれいに洗い流せます」(SAKIさん)
下向きだけですすぐ人はフェイスラインのトラブルに注意!
生え際の毛が細い、乾燥する人は残留シャンプーが原因のことも。また、シャンプー剤が肌についたままだと生え際近くの肌もトラブルを起こしやすいとか。「特に下向きですすぐ方は、フェイスラインにシャンプーが残りやすいので注意が必要です。最後に頭を上げた状態でもすすぐ習慣をつけましょう」(SAKIさん) 知ってるようできちんと理解していないシャンプー法。顔と一緒で“洗う工程”をていねいにすることで、健康毛が蘇るきっかけになります。今回は基本のシャンプー法を紹介しましたが、今後はお悩み別の洗髪法も紹介していきます! 撮影/古谷利幸 モデル/持田未樹 取材・文/小澤佐知子 構成/國見香
小澤 佐知子