【ドゥカティ新型ストリートファイターV2/V2S】パニガーレV2譲りの性能を引っ提げたネイキッドが同時発表
パニガーレV2同様にドゥカティ史上最軽量を謳う水冷Vツインファイター
新型VツインエンジンでスーパースポーツのパニガーレV2シリーズが生まれたとあれば、近年のドゥカティが展開してきた文法に則って、そのストリートネイキッド版がリリースされるのは必然の流れだ。そうして、パニガーレV2と同時発表となったのが、同スペックのV2エンジンをほぼ共通の車体に搭載するネイキッドモデル、ストリートファイターV2/V2Sである。 【画像13点】ドゥカティ史上最軽量を謳うストリートファイターV2のグラマラスボディをチェック! 前述したように、ストリートファイターV2シリーズの特徴は非常にシンプル。890cc水冷V2エンジンとパニガーレV2のシャシーを用いつつ、フロントのカウリングを廃し、幅広で高めのハンドルバーをセットした仕様だ。そもそも軽いエンジンとコンパクトなシャシーを採用し、先代のストリートファイターV2に対してー18kgの175kg(V2Sの場合)の車重を実現。パニガーレV2と同様に、ドゥカティのストリートファイター史上で最軽量のマシンに仕立てられ、ストリートで俊敏かつシャープな走りを見せる。
カウルレススタイルで、メカニカルな外観が自慢のロードゴーイングモデル
新しいV2のデザインは、ストリートファイターファミリーの典型的なスタイルを再現しており、フェアリングを排除し、スーパースポーツモデルのメカニズムをむき出しにしてマッスルさを強調。これにより、新しいV2エンジンのコンパクトなサイズも強調されている。そしてフルLEDヘッドライトとDRLによってトレースされるシャープで威圧的なフロントデザインが、ストリートファイターならではフォルムを形成する。 ブレーキとホイール・タイヤはパニガーレV2に準ずる装備が奢られ、ライダーをサポートする各種電子機構もパニガーレV2譲りの設定。サーキット走行にもストリートでの機敏かつフレキシブルな走行にも対応する。 なおストリートファイターV2には標準モデルのV2とV2Sのふたつのバージョンが展開される。 V2にはマルゾッキ製フォークとカヤバ製リヤショックショック、ザックス製ステアリングダンパーが採用され、タンデム仕様が標準。V2Sにはオーリンズ製フロントフォークとリヤショック、リチウムイオンバッテリーが標準装備となり、一人乗り仕様が標準(パッセンジャーキットがオプションで装着可能)。車体色は、2バージョンともドゥカティレッドのみ。日本導入時期は現時点で未定だが、2025年モデルとして年明け以降から順次デリバリーが開始されるだろう。
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