インド株に海外ファンド弱気、ショート7カ月ぶり高水準-決算期前に
(ブルームバーグ): インド株指数に対する国外投資家の弱気姿勢を示すポジションが、7カ月ぶりの水準まで積み上がっている。
インド国外のファンドによるナショナル証券取引所(NSE)株価指数先物のショートポジションは8日、約1万9000枚増加。6月以来の水準となる23万8000枚に達した。
インド市場では9日のタタ・コンサルタンシー・サービシズによる10ー12月期決算発表を皮切りに、決算シーズンが幕を開ける。
海外ファンドの間では弱気な見方が強まっている。インド株は9月下旬の高値から下落。利益成長鈍化や高バリュエーション、消費需要の弱さに対して懸念が高まっている。
もっとも弱気一色ではない。シティグループやモルガン・スタンレーは、インドの主要株価指数が今年2桁のリターンを残すと予測している。
原題:Funds Pile Into Shorts on Indian Stock Futures Before Earnings(抜粋)
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Alex Gabriel Simon