船橋・エポカ高根台に「セレクトショップONWA」 房総の特産品そろえる
「セレクトショップONWA(オンワ)」が新京成線高根公団駅前にある「エポカ高根台」(船橋市高根台1)1階にオープンして、10月25日で1カ月がたつ。(船橋経済新聞) 【写真】手に取りやすい商品が並ぶ売り場=船橋・エポカ高根台に「セレクトショップONWA」 経営する「プラユスフィール」(鴨川市)社長の大塚偉仁さんは船橋市緑台出身で、現在は鴨川市を拠点としている。同社は主にUR都市機構が管理する賃貸住宅の空き家修繕工事を手がけるほか、団地の敷地内などで南房総の特産品を販売する「南房総マルシェ」を定期的に開いている。「以前マルシェを開催したことのあるエポカ高根公団のテナントに空きが出たと聞き、出店を決めた」と大塚さんは経緯を話す。 「社名の『プラユス』はギリシャ語で『穏やかな』という意味。そのプラユスを日本語に訳した『温和』が店名の由来」と話す大塚さん。「現代の多忙なライフスタイルの中でおいしいものと出合い、ふと立ち止まり、自分自身や家族などと一緒に穏やかで心地の良い時間を過ごしてほしいとの願いを込めた」とも。 店舗面積は約9坪、店内には、鴨川産の手焼きおかき(120円)や九十九里産のタマネギチップス(390円)など千葉県産の菓子類や、木更津産の焼きのり(10枚入り、500円~)、鴨川産の削り節「房州産本枯混合厚削」(200グラム、890円)などの海産物を並べる。他県の商品も含め、商品数は約300点。房総地域のふるさと納税の返礼品となっているものも多いという。 「おいしいのにあまり知られていないものを発信したい。素材そのもののおいしさや手作りへのこだわりを持つ作り手がいることを知ってほしい」と大塚さん。「今後は下総地域のしょうゆなども取りそろえ、千葉全域の魅力を発信していきたい」とも。 高橋加奈店長は「来店するお客さまは温かい人が多い。あいさつを交わしたり、世間話のついでに立ち寄って気に入った商品を手に取ってもらえたりするような地域密着型の店を目指したい」と意欲を見せる。 営業時間は9時~20時。休業日はエポカ高根台の休館日に準じる。
みんなの経済新聞ネットワーク