【インタビュー】ユーヴェFWヴラホヴィッチが語る自身の課題「ジョコヴィッチやC・ロナウドも言っていたが…」ハーランドやラウタロら5人のFWから奪いたいスキルは? | セリエA
ハーランドら5人のFWから奪いたいスキル
続いてユーヴェFWは、アーリング・ハーランド、ラウタロ・マルティネス、ヴィクター・オシムヘン、ハリー・ケイン、ロベルト・レヴァンドフスキら5人のFWから奪いたいスキルを明かした。 「ハーランドからはエリア内の攻撃力を奪いたい。攻撃を仕掛けた彼を止めるのは難しい。縦への攻撃に加えて、彼のフィジカルがあると、本当に止めるのが難しいと思う。ラウタロから奪いたいのは、身体の使い方だ。彼が昨シーズンの最優秀選手だったのも妥当だと思う。僕は彼を深くリスペクトしている。彼の身体の使い方はものすごいものがある」 「それが彼の最大の長所という訳ではないが、僕自身を補完できるので奪いたいスキルだ。いまさら僕が言うことではないが、彼は足元のクオリティも素晴らしいよ。ハリー・ケインは、トップレベルのFWだ。奪いたいスキルはどうだろう。フィニッシュかな。オシムヘンは、確実にスピードだね。レヴァンドフスキもフィニッシュだ」
メンタルを改善して若手の模範に
これまでピッチにおける態度が批判の的となってきたヴラホヴィッチ。自身もメンタルが自身の改題であることを認識し、改善に努めている。 「僕はうまくいかないことがあると、動揺してしまう。だが変えていくようにしている。無駄なことだからね。(同胞のノヴァク)ジョコヴィッチが言っていたことだが、彼の最大の能力は、ミスをした後、過ぎ去ったことは全てリセットして、次に集中するところだ」 「クリスティアーノ・ロナウドも同じことを言っていた。良いプレーも悪いプレーも過ぎたこととして切り替えて現在だけに集中するってね。僕が改善するべき点だと思う。時間がある時に、深呼吸して気持ちを落ち着かせるのはより簡単かもしれないが、試合中にこうした能力があると、有利に働くだろう」 「バランスを保つのは極めて重要なことだ。うまくいっている時に喜び過ぎず、うまくいかない時に落ち込み過ぎないようにするべきだ。ユヴェントスでのここ数年、僕はバランスを保たなければならないことを学んだ。3日ごとに試合があって、新たなチャンスがやって来る。3日前にしたことなんて、誰も覚えていない」 「トップレベルで継続性を維持するのは、常に難しいと思うし、必ずしもできることではない。それにユーヴェでは、勝つことが当たり前であり、日常だ。勝者や最強選手になることを望む者は、このメンタリティが必要だ。毎試合で勝たなければならないが、勝てなくても、3、4時間後には、頭の中のスイッチを切り替えて、次の試合で勝つことを考えなければならない。これが正しいメンタリティだと思う」 「僕の態度が時々、見ていて気持ち良いものでなかったのは、みんなが知っている通りだ。だがチームメートを責めるような態度をしてしまっても、その後、チームメートには、ロッカールーム内で、反感を持っているからではないことを説明していた」 「試合中の僕は勝ちたい気持ちや競争心が強く、別人なんだ。僕はこの点で大きく成長したように思うが、僕よりも若い選手たちの模範となれるように、さらに改善して、素晴らしい振る舞いができるようにならなければならない」 試合情報 ユヴェントス vs ラツィオ 試合時間:2024年10月20日(日)日本時間3:45 会場:アリアンツスタジアム