54歳おひとりさま。築50年の団地に「住み替えてよかったこと」
50代以降は、これから先の暮らしや住まいについて考え始める人も多いのではないでしょうか? 築50年越えの団地で日々節約や時短、インテリアの工夫を楽しみながらひとり暮らしをする54歳のブロガー・きんのさんも、49歳のときに母の介護がきっかけで団地に引っ越しをしました。 【写真】リノベ前のボロボロの団地室内 ここでは、きんのさんの著書『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)より、団地暮らしのメリットをご紹介します。
54歳、おひとりさま。団地暮らしはメリットがたくさん
古い団地へ引っ越した当初は「都内のマンションとの落差に涙が出そうだった」というきんのさん。実際に暮らしてみて感じた団地のメリットとは?
●1:住居費が抑えられる
うちの団地は築50年超えの超中古物件。リノベーション費用を入れても一括で支払える価格でした。現在支払っているのは、修繕積立金と管理費合わせて1万6200円、固定資産税が月割り換算で3000円程度。およそ1万9000円です。その分、収入を老後資金に回せます。
●2:緑いっぱいで癒し効果も満点
古い団地はゆったり設計。敷地内に花壇や公園、芝生があり、緑がいっぱいです。郊外で敷地外も自然豊かなので、引っ越してから散歩が趣味になりました。 また、うちの団地は日当たりも考慮した造りになっています。団地の棟と棟の間が離れているので人目を気にせず、窓をあけ放して風を取り入れることもでき、夏のエアコン使用も減りました。
●3:分譲団地なら自分仕様に変えやすい
フルリノベしか選択肢がないボロ物件だったので、躊躇なく手を加えられました。新築のマンションではもったいなくてできません。壁も床も間取りも全部、自分が選んだものだと思うと愛着もひとしお。工事代節約で始めたDIYも、今では楽しい趣味のひとつです。
●4:ご近所セーフティネットはプライスレス
団地で長年暮らしてきた母には、ご近所仲間がいっぱい。道に迷った母を案内してくれたり、園芸好きな母へ植物を分けてくれたり、いつもだれかが話し相手になってくれます。団地近くの公園で毎朝開催される太極拳では、仲間とのやりとりがモチベーションになっているようです。 『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』(扶桑社)では、団地暮らしのメリット・デメリットや、年金生活の予習としての月12万円生活、お楽しみも大切にする食費節約のコツといったアイデアをたっぷり紹介しています。
ESSEonline編集部