大分県立高校の入試全県一区制度を検証へ 初の委員会開催
大分放送
2008年度の入試から実施されている大分県立高校の全県一区制度を検証する初めての委員会が12日、開催されました。 【写真を見る】大分県立高校の入試全県一区制度を検証へ 初の委員会開催 この委員会は、通学区域の制限がない現在の全県一区制度を検証するため設置されたもので、学識経験者やPTAなどの代表で構成されています。 冒頭、山田誠司県教育次長は「制度の成果と課題を議論してほしい」とあいさつしました。県立高校の全県一区は、2008年度入試から導入され、学校選択の自由が確保された一方で、大分市内の高校を志望する生徒が増え、周辺部の高校では欠員が生じています。 検証委員会・住岡敏弘委員長「大分市に一極集中しているのではないか、高校の序列化が進んでいるのではないかというようなことが言われているが、本当にそうなっているかどうかについて改めて検証しています。子どもたちが希望した進路を実現できるような制度作りにつながればよいと考えています」 検証委員会は今後、11月と1月に会議を開催し、協議の結果をまとめ、来年3月に県教育長に答申する予定です。
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