【シンザン記念】ラージギャラリー母子重賞V狙う 高橋亮調教師「(母より)馬格はしっかりしている」
◆第59回シンザン記念・G3(1月13日、中京・芝1600メートル)=8日、栗東トレセン 良血ラージギャラリー(牝3歳、栗東・高橋亮厩舎、父アメリカンファラオ)が、母子重賞Vに挑む。19年府中牝馬Sを制したスカーレットカラーの初子。高橋亮調教師は母と、その弟と妹4頭も手がけており、ゆかりのある血統だ。 母はデビュー時438キロだったが、娘は462キロ。高橋亮師は「(母より)馬格はしっかりしている」と違いを指摘しつつも「カイ食いが細かったり、この時期に冬毛が伸びていたり、変なところが似ている」と目尻を下げる。 初戦は出遅れから流れに乗れず8着だったが、徐々に前進気勢が出て、内容も良化。4戦目の前走で、逃げ切って初勝利を挙げた。同じ中京・芝1600メートルで戦えることもあり、牝馬限定のフェアリーS・G3ではなくここを選択。「先行力があるし、中山もいいかなと思ったけど、同じ舞台だからね」と意図を明かす。 指揮官にとってシンザン記念は、ジョッキー時代の2000年にダイタクリーヴァで勝った縁もある。「使った上積みはありそう。体調はいい。これからの馬だろうけど、めどを立ててくれたら」と、期待を込めた。
報知新聞社