米11月の雇用統計 就業者数は22万7000人増…市場予想上回る
アメリカの11月の雇用統計が発表され、就業者数は、市場予想を上回る22万7000人の増加となりました。 アメリカ労働省が6日に発表した11月の雇用統計で、景気の動向を反映する農業部門以外の就業者数は、前の月から22万7000人増え、21万4000人の増加を見込んでいた市場予想を上回りました。 一方、失業率は、前の月から0.1ポイント悪化し、4.2%となりました。 前回10月は、ハリケーンやストライキの影響で雇用の伸びが大きく減速していましたが、11月は回復していて、アメリカの雇用情勢の底堅さが改めて示された形です。 FRB=連邦準備制度理事会は、今月17日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開く予定で、物価や雇用に関する経済指標を見極めながら、利下げのペースを慎重に判断することになります。