「巳」に刻む思い チェーンソーでショー VISON
今年の 干支(えと) 「 巳(み) 」にちなみ、丸太からヘビを彫るチェーンソーアートショーが3日、三重県多気町のリゾート施設「VISON」(ヴィソン)で行われた。 ショーは今年で4回目。高さ約120センチ、樹齢約70年の県産杉の丸太を、奈良県内で林業に従事する梶谷哲也さん(50)が6種類のチェーンソーを使って彫り、約40分で完成させた。 梶谷さんによると、杉の丸太は中心部分が赤く、外側が白くなっているといい、「白い部分を生かし、縁起のよい白ヘビにした」と語った。 ヘビは脱皮を繰り返すことから「復活」や「再生」の象徴とされる。梶谷さんは、昨年の元日に発生した能登半島地震を挙げ、「今年は、被害にあった地域が復興に向かうような年になってほしい」と制作への思いを話した。