豪雨ニモマケズ… “全英女子帰り”吉本ひかる&小祝さくらが浮上
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 2日目(31日)◇GOLF5カントリーみずなみC(岐阜)◇6559yd(パー72)◇雨(観衆1500人) 【画像】女子初の“男子ツアープレーヤー”が誕生 コースコンディション不良のため午後0時5分に順延が決まった大会2日目。第1組の吉本ひかるは雷雲接近の影響で予定より1時間遅い午前8時にスタートした。 「スタートは結構雨が降っていた。できるかなって感じだったけど、グリーンの水はけは良かった」。アウトから出て2番(パー5)は115ydからの3打目を9Iで1mに、3番も132ydから8Iで2mにつけて連続バーディ。7番も1.5mにつけてバーディを重ねた。 悪天候のなか7ホールで3つスコアを伸ばし、38位から通算4アンダー暫定4位に浮上。予選落ちした前週の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」からの帰国参戦でも「疲れはあまりなくできている」と体調面に不安はない。きょうはホテルで静養し、あすの残り11ホールに備える。 「伸ばし合いになるので攻めていきたい」と、昨年「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ」以来のツアー2勝目へ気合を入れた。
吉本と同組でプレーした小祝さくらは8番(パー3)で1.5mのパーパットを残して順延となった。7ホールまでに3バーディ、1ボギーと通算3アンダー暫定15位につける。「せっかくやったので、ノーゲームにならなくてまだ良かった」とホッとした表情を見せた。 強い雨が降る場面もあったが、「グリーンは良かったし、思ったよりもいけた」と悪条件下でのプレーで首位に迫った。小祝も全英女子帰りだが、今季3勝目のチャンスを引き寄せて最終日へ。「ベストを尽くしてやるだけ」といつも通りの姿勢で臨む。(岐阜県瑞浪市/玉木充)