カズ、オリベイレンセは退団へ…ロマーリオとの115歳2トップ夢プラン「やってみたいなと思いますね」
ポルトガル2部オリベイレンセに横浜FCから期限付き移籍していた元日本代表FW三浦知良(57)が21日、羽田空港着の全日空機で帰国した。ポルトガル2季目となった今季は筋肉系のケガの影響などもあり、5試合の出場に終わった。 長距離移動の疲れも見せずに取材に応じたカズは「出場機会や、はっきりとしたゴールをこだわって今季戦ったけれど、思っていたよりも出場機会も少なかった」と振り返り「悔しさは常にあったけれど、それも含めて向こうで挑戦できる、戦える状況にいる自分が幸せに感じました。トータルして1年半、素晴らしい仲間とも出会えましたし、そういう意味では大きな経験をできたと思います。非常に幸せな1年6か月だったなと思います」とポルトガル挑戦を振り返った。 自身が来季もポルトガルでプレーする選択肢について聞かれると「常にゼロではないと思ってますね。どこでも。ただ可能性は低いかな」と説明にオリベイレンセは退団することになる見込み。 昨オフはJFL鈴鹿から熱心なオファーがあったが、今季も誘いがあるか聞かれると「そうね。それはまた近いうちに(報道陣とはその)話をしましょう」と現時点では言及を避けた。 来季は自身プロ生活40年目となる。「そんなになります? 40年目? 僕の計算だともうちょっと…。38、39…。へぇ、大したもんだよ」とカズも驚いた。 ポルトガルでは、ブラジルでFWロマーリオが58歳で現役復帰したというニュースも耳にした。「ロマーリオは僕のアイドルでもありますし、憧れの選手なんでね。復活してくれて僕より1つ上なんでね。2人足すと115(歳)くらいになっちゃうからね。58歳と57歳でしょ。やってみたいなと思いますね。僕が走って、ロマーリオがゴールするっていう。ロマーリオにアシストしたいなと思いますね。そういうのやってみたいですね」とニヤリ。「ちょっと難しいなと思いますけど」と実現は難しそうだが、同年代選手の活躍の話題を喜んだ。 今後は昨年9月に亡くなった父・納谷宣雄さんの墓参りなど、しばらく休養する予定。6月頃から大阪府内で10日間ほどトレーニングをしながら、次の所属先を決めていくことになる。
報知新聞社